内閣府知的財産戦略推進事務局が「AI時代の知的財産権検討会(第7回)」として日本政府の各機関においてAI関連のとりまとめたレポートを公表。その中で【声の保護】の課題に関して報告がありました。
< 具体的な課題>
「昨今、声優をはじめとする人の声を学習させ、本人類似の合成音声を生成できる AI が無断で開発されてウェブサイト上で販売され、これを購入した者が生成された合成音声を更にウェブサイト上にアップロードするなどの事例が見られている。
他方で、許諾を受けて声優の声を学習し、本人類似の合成音声を生成できる AI を展開する動きも見ら
れる。意見募集においても、「声」がどのように保護されているのかということに対する懸念も示されたところ、「声」の保護に関する法の適用関係について、整理を行う必要がある。」
日本は「声」そのものが著作隣接権で保護されるものではないとしていますが、生成AIの時代にドラえもんやちびまる子ちゃん・・・の声は、肖像権と同じように保護を検討してもらいたいです。